まちこ先生の海からのらくがき⑤ ~40年ぶりのシンガポール~

まちこ先生の旅からのらくがき
元日系国際線客室乗務員。現在はマナー講師として全国で活躍中。

voice_icon2 コスタ・ビクトリア シンガポールクルーズ 2016年 1/20-24 
  まちこ先生の海からのらくがき⑤ 


40数年ぶりのシンガポール。
私にとっては文字通り“浦島太郎”状態でした。
緑の木々に囲まれていた南国ムードの漂っていた街は大都会に代わっていたのです。
だからこそ再び訪れたかった。

ドライバーのTeku さんも日本語ガイドのDroiさんも本当に良い方でした。
限られた5時間を目いっぱい有効に案内してくださいました。
私のリクエストも含めてご案内下さったのは次の所です。

1、観覧車(フライアー) ⇒ シンガポールの見所を一通り見渡せる乗り物で、40分から60分かけて回る。
スコールだと乗れなくなるとの事、それを心配して一番先に行きました。絶景です….。

2、ガーデンズバイザベイ ⇒ フラワードーム(ドームの中には色々な種類の花々が)、
クラウドフォーレスト(フォーレストの名前のように沢山の種類の木々で森のよう)、
Super trees(25m~50mの18本の巨大人工ツリーで出来ており、
2本のツリーは全長128mのスカイウエイ、空中散策路でつながっていて
マリーナベイサンズ等を背景に雄大な景色を堪能できる、
長蛇の列を待ってでも絶対行くべき)を見て回りました。
時間がない場合、Super treesをお勧めします。

3、カトン地区 ⇒ ここは私の希望で案内して頂きました。
旅の前にネットで調べて行きたかった場所です。
外壁はパステルカラーで間口が狭く奥行きの深い作りが特徴。

ガイドさんの説明によるとブラナカン(中国の男性とマレーシアの女性の結婚)の人々の居住地区。
期待以上にとてもかわいらしいハウスが通りを挟んで両側に並んで建てられていました。

4、アラブストリート ⇒ 段々日が落ちてきたので、車窓からの眺め。
でもアラブ独特のエキゾチックな雰囲気を楽しむ事ができました。

5、グッドウッドパーホテル ⇒ こちらも私のリクエストで行って頂きました。
シンガポールを訪れるたびに宿泊していたホテルです。
エントランス前迄行って頂きました。何て懐かしい!!!
このホテルだけは当時のまま、全く変わっていませんでした。

本当はロビーでお茶の一杯でも,,,、の所でしたが先を急ぐ必要があり、
クラークキー等を車窓で眺めながら、再びマリーナベイに引き返しました。

6、マリーナベイサンズナイトショー ⇒ 毎晩無料で行われる光と音楽と水のショウ(約15分間) 
DroiさんとTekuさんはこのショーを私たちに見せるために急いでくれたのです。
そのおかげで、午後8時からのショーを心から楽しむ事ができました。
まるで幻想の世界に紛れ込んだような不思議な美しさの中に浸ることができました。

シンガポールクルーズ乗船記 シンガポールクルーズ乗船記

シンガポールクルーズ乗船記 シンガポールクルーズ乗船記

ショーを終えてDroiさんの待つ場所に戻ると時計はすでに8時20分です。
そのことを彼女に伝えると、せっかくマリーナベイサンズホテルに来たのだから、
ロビーで写真を撮りましょうと言ってくれました。

長い広い高級感あふれる場所を潜り抜けロビーに出ました。
高い吹き抜けのヒローイそのロビーで私共の写真を撮って下さいました。 

空港まで30分はかかります。
シンガポールでの5時間の観光は終わりを告げようとしています。
そして、車はチャンギ国際空港へ。

Droi さんは航空会社のカウンターへも付き添って下さいました。
そればかりか出国ロビーの手前迄も。私ども夫婦は彼女に心からお礼を言いました。
「Droiさん、ありがとうございました。とても楽しかった。本当にありがとう!!!」 
彼女は優しい笑顔でちぎれるほど手を振りながら
出国手続きへ向かう私たちを見送って下さいました。

シンガポールでの5時間、なんと楽しく有意義で忘れがたいひと時だったことでしょう。
出国手続きを終え、ラウンジへ向かいました。

福岡への便は24日の午前1時過ぎの離陸です。
ラウンジで旅を振り返りながらゆっくりとくつろぐことができました。
ボーディングの呼び出しランプで搭乗口へ。

飛行機は真夜中のシンガポールを飛び立ちました。
スムーズな離陸で旅の幕は下りようとしています。

シンガポールクルーズ乗船記

まちこ先生の海からのらくがき
まちこ先生の海からのらくがき① ~シンガポール出航~
まちこ先生の海からのらくがき② ~マラッカ~
まちこ先生の海からのらくがき③ ~ペナン島~
まちこ先生の海からのらくがき④ ~シンガポール下船~
まちこ先生の海からのらくがき⑤ ~40年ぶりのシンガポール~